「仕事を断る」のではなく、「受けられる時期」を伝える

作戦会議

「せっかくいただいた仕事なのに、お断りするのが嫌なんです。」
そうお話しされたのは、オーダーメイドの洋服を制作している方。

ありがたいことに、注文は少なくありません。
お客様からご依頼をいただくと、
「せっかく声をかけていただいたんだから、できるだけ応えたい。」
と思ってしまう。

でも、一人で制作しているため、どうしても一度に受けられる数には限りがあります。
それでも断りたくない。
その結果、無理をして仕事を受けてしまい、自分の負担が大きくなってしまうこともあるそうです。

そこで、まず考えてみたのが、
「本当に、その仕事を断らなければいけないのでしょうか?」
ということでした。

例えば、
「今は予定がいっぱいなので、お受けできません。」
と言えば、確かにお断りすることになります。

でも、
「現在、○月まで制作の予定が入っています。○月以降でしたらお受けできますが、いかがでしょうか?」
と伝えたらどうでしょう。

仕事を断っているわけではありません。
受けられる時期を伝えているだけです。
もちろん、お客様によっては「それなら今回は別のところで」となることもあるかもしれません。

でも、「○月でも大丈夫です。」と待ってくださる方もいるかもしれない。

大切なのは、自分が無理をしてまで今すぐ受けることではなく、
「私はいつなら、この仕事をきちんとお受けできるのか。」
を知っておくことです。

仕事があるのは、とてもありがたいこと。
だからこそ、全部を今すぐ受けようとして、自分が苦しくなってしまっては続きません。

「断るのが苦手。」という方は、もしかしたら、
「断る」か「受ける」かの二択にしてしまっているのかもしれません。

「今は受けられないけれど、○月なら受けられる。」
そんな第三の選択肢を持っておく。
そうすると、お客様にも自分にも、少し余裕が生まれます。

仕事を続けていくためには、
「もっと仕事を取ること」だけではなく、
「今の自分が無理なく受けられる量を知ること」も大切です。

せっかくいただいたご依頼だからこそ、無理をして急いで仕上げるのではなく、
「少しお待ちいただければ、きちんとお作りできます。」
と伝えられる仕事の仕方もあるのではないでしょうか。

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